さとう整形外科クリニック=整形外科・リハビリテーション科=山形県鶴岡市
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脊椎(肩や腰)
スポーツ傷害
骨折
理学療法
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さとう院長 〒997-0041
山形県鶴岡市城北町26-10
医療法人
さとう整形外科クリニック
TEL:0235-22-2333

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脊椎(肩や腰)

 私の一番の専門分野は脊椎(せぼね)疾患です。脊椎の代表的な疾患に、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、頚椎症性脊髄症、骨粗鬆症に伴う脊椎骨折、などがあります。
今まで経験した2500件の脊椎手術、特に荘内病院で行った2000件の経験をもとに診療を行います。
 脊椎診療でとても大切なことは、手術は最終手段であるという原則を守ることです。しかし、手術を急いだほうがよい場合もありますので、手術が必要なのか必要でないのかを適切に判断することがとても大切になります。この判断は医師にゆだねるしかありませんが、いくら勉強してもわからないことが多く地道に多くの経験をした医師の判断が適切である可能性が高くなります。私の経験を多いにいかして参ります。
 適切な判断治療により、手術不要な方が手術に至ることのないように患者さんを導くことも私の務めの一つになります。そのために各種ブロック注射が大きな武器になります。特に神経根ブロック注射は、手術が必要な患者さんを手術せずにすませることができる可能性を持っています(疾患によりけりですべての疾患にできるわけではありません)。テレビ透視器械という高額な器械を必要とするため病院ではできますが、開業医レベルでは難しいものでした。当院はテレビ透視機械を導入し、私の3000回以上の神経根ブロックの技術を生かすことにしました。
 鶴岡地区の市民のために、私が今まで積ませていただいた多くの脊椎疾患の治療経験を役立てたいと思います



骨粗しょう症

 高齢者の方が増え、骨粗鬆症の方がとても増えました。骨粗鬆症とは、加齢などにより骨の量や質が衰え、骨折しやすくなる病気です。女性にとても多く鶴岡市でも1万5千人以上は患者がいると推測されます。2010年の荘内病院手術内容をみても4割が骨粗鬆症が原因で骨折を起こし手術にいたったものでした。現在、整形外科は骨粗鬆症と戦っているといっても過言ではありません。手術にいたったものは氷山の一角ですから、骨折自体はこの何倍もおきていることになります。
 骨粗鬆症の恐ろしいところは、折れるまで症状がでないので、骨折した時には既に状況が悪くなっていることです。早めに見つけ適切な対応をとることが重要です。
早めに見つけるために大切なことは、骨密度(骨の量)を測定をすることです。骨密度を測る部位は、腰の骨・股関節の骨・手首の骨・踵の骨などがありますが、適切な測定部位は腰と股関節と言われています。他の部位ですと適切な評価に結び付かない危険が高くなり、判断を誤ります。当院では、腰、股関節はもちろん全身の骨を測定できる器械を導入してますので適切な骨粗鬆症評価が行えます。
 次に大切なことは適切な治療を行うことです。適切な食事、運動を基盤とした上での適切な薬物治療が必要です。現在は多くの種類の骨粗鬆症薬がありますので、ほとんどの患者さんで適切な薬物があるはずです。骨密度、血液検査、尿検査をもとに適切な薬物をみつけ処方することがまず第一に重要です。しかしその後がさらに重要です。実際に薬が効いているかの評価が大切です。効いていない薬を漫然と続けることは防がなければなりません。時期をみて、骨密度測定、血液検査、尿検査で薬が効いているのかしっかり評価して、効果が少なければ他の薬物治療に切り替えることを考えなければなりません。効いていない薬を漫然と続けた結果、骨が弱いままであったり、薬が原因でかえって骨が弱くなり骨折を起こす患者さんがとても多くいらっしゃるのが現実です。
 骨折すると大きな苦痛を伴います。さらに骨折するたびに年齢以上に歳をとり衰えていきます。骨折をおこさないことが人生を充実させます。
当クリニックでは、骨折を起こさないことを第1目標に骨粗鬆症治療に真剣に取り組んで参ります。



スポーツ整形(傷害)

 私が整形外科医になろうと思った理由は、スポーツに関わるところで仕事をしていきたいと思ったからです。小学校中学校ではプロ野球選手を目指し、リトルリーグにも所属して頑張りましたが才能の限界を感じ、高校からはサッカーに転向して大学卒業までプレイしました。学生時代の18年間、ずっとスポーツを真剣に続けていましたので、スポーツ選手の体の故障に関わる悩みをたくさんみてきました。
 医師になってからはチャンスをみてスポーツ診療と関わってきました。1997年にジュビロ磐田のチームドクターのお手伝い、2008年からモンテディオ山形ジュニアユース庄内チームドクター、2010年から山形県サッカー協会スポーツ医学委員をしております。
スポーツ傷害は、骨折脱臼などのスポーツ外傷と、疲労骨折などけがしたわけでもないのに痛みなどが起きてくるスポーツ障害、この二つに分かれます。この二つはしっかりと区別をして診療しなければなりませんが、日本では(特に庄内では)まだまだごっちゃになっているのが現状です。外傷と障害を区別しなければなりませんが、共通していることがあります。それはどちらも最初の対応・方針決定がきわめて重要であるということです。最初の対応がすべてを決めるといっても過言ではありません。
 特にスポーツの障害は、レントゲンでわからないことが多く、ドクターの知識経験、各種検査(超音波,MRI,CTなど)を駆使して診断に何とか至るという、実はとても難しいものです。
スポーツ傷害の治療は医師だけのアプローチでは不十分になります。理学療法士(PT)による理学療法、リハビリテーションを加えることにより、治療がうまくいきやすくなります。さとう整形外科クリニックでは、スポーツに強い熱意を持つ5人の理学療法士をそろえ、治療にあたってまいります。
 グランドなどの現場や荘内病院で患者さんを診療した経験、スポーツに熱意をもつ理学療法士の思い、当院に導入した超音波検査機械での診断、必要あれば病院に依頼してのMRI、CT検査などを駆使して、鶴岡に今までなかった適切なスポーツ傷害治療を行いたいと思います。



骨折

 整形外科の基本です。私はこの21年間ありとあらゆる骨折を手術してきました。直接関わった骨折治療だけでも2000件、間接的に関わったものも含めると5000件以上骨折治療に携わってきました。
 骨折治療はこの20年で飛躍的な進歩をとげ、昔と全く変わったものになりました。特に手術治療の進歩は著しく、多くの患者さんに福音がもたらされました。しかし、その弊害として、手術に頼りすぎ、手術しないほうがうまく治せるケースを手術してしまうことも増えています。その逆で、昔は手術しない治療がよかったが今は手術したほうがよいというケースもとても多くあります。手術を必要とするか、手術より上手な手術以外の治療がよいのか、これは骨折治療の最前線で鍛えぬかれたドクターにしかわかりません。
 この20年の骨折治療の大進歩の中にどっぷりつかることができた私の幸運な経験を役立てたいと考えます。



理学療法

 整形外科分野の理学療法は、「痛み」に対しての治療が主体です。
 「痛み」には悪いイメージがありますが、自分の身体からのSOSサインです。
 理学療法士は、SOSサインがどんな原因で生じているのか?それを軽減するためには何をすれば良いのか?を考えて治療しています。痛い部位に対しての治療はもちろん重要ですが、痛みを生じる原因の治療が不十分であれば、再発することもあります。
 「休んでいることで良くなったけど、動いたらまた痛みが出てきた。」
 これは痛みを生じる原因が改善していないためだと思います。
 理学療法では、痛みの原因(痛い部位以外の関節?動作姿勢?それ以外?)を考え、痛い部位だけでなく全身的に幅広い視野で「痛み」をとらえて、適切な治療・アドバイスをして、皆さんに「良かった」と感じて頂けるようなサービスを提供していきたいと思います。

理学療法士スタッフ

☆高齢者に対する転倒予防
高齢者にとって転倒は骨折の大きな原因になり、それがきっかけで寝たきりや家にこもりがちになることも少なくありません。
痛みもそうですが、痛みがなくても「ふらつくようになった」など、年齢を重ねるにつれて感じることがあるかと思います。
当クリニックでは、重心動揺計(ふらつきを測る機械)や筋力検査機器を導入しており、測定することも可能です。検査結果を見ることで自分に必要な、自分に合った体操を見つけ、転倒せずに楽しい毎日を過ごせるようにアドバイスしていきたいと思います。

重心動揺計:ふらつきやめまいを生じる方、脳血管疾患の方でも測定可能です
重心動揺計

両足での重心動揺だけでなく、 片足での重心動揺も測定可能です。
60秒程度姿勢を保つことで、 前後左右へのふらつきとその大きさを 知ることができます。

筋力検査機器:下肢の筋力を測定します。膝痛がある方でも安全に実施することが可能です。

筋力検査機器

これらは定期的に測定し、変化を追っていくことが大切です。
自分の体の変化に興味を持ち、継続した運動ができるようにしましょう。

☆スポーツ障害に対する理学療法
 当クリニックには、甲子園大会やバスケットボール、サッカー、バレーボールなどの国体チームでの医療支援をはじめ、多くのスポーツ現場で活動してきた理学療法士がいます。 それぞれのスポーツで特性があり、それによって痛み・ケガの原因も様々です。
 例えば・・・
 成長痛で有名な「オスグッド・シュラッター病」
 急激な骨の成長に筋肉がついていけずに痛みが生じることが多いです。脆弱な成長軟骨部分を太ももの表面の筋肉(大腿四頭筋)が強く引っ張りすぎてしまうことが原因とされています。 大腿四頭筋のストレッチは重要なポイントです。 しかし、それだけでは「運動すると痛い…」 他にも原因がありそうです…

悪い運動姿勢 良い運動姿勢

 これらの動作姿勢はどこが悪いでしょうか?
 ストレッチだけでなく、動作姿勢の修正も重要なポイントです。 わかってはいるけどなかなか良い動作姿勢がとれない…  そんな事もあるのではないでしょうか?
 では、どうすれば良い動作姿勢をとれるようになるか…
 そのためには、痛みがある部位以外の準備も重要です。以下のような、太ももの裏やお尻回りの筋肉などのストレッチも重要なポイントです。

ストレッチ

 このように一つのケガだけでも、原因は様々あります。
痛み・ケガの原因を見つけスポーツが大好きで一生懸命な選手たちが、楽しんでスポーツを続けられるように理学療法士が力になりたいと思います。



物理療法

いわゆる物理療法機器を用いて疼痛の軽減やリラクゼーションを図る方法です。
体の具合によって、実施できない機器もあります。当院では以下のような機器を導入しています。

・温熱療法:温めることで筋肉の緊張を和らげ、循環が良くなることで痛みの軽減を図ります。
温熱治療
・電気療法:干渉波や低周波治療器などがあり、関節や筋肉の痛みに対して有効です。
電気療法
・牽引療法:腰椎と頚椎の牽引があり、神経を圧迫している場合や椎間板ヘルニアなどの症状に有効です。

・リラクゼーション:全身のリラクゼーションや下肢のむくみに対して有効です。 緊張や筋肉がほぐれ、循環が良くなります。

リラクゼーション
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